珍しく土曜日更新

あー、土曜日に更新するなんてめずらしー。普段は土日の方が忙しいんですよ。いろいろあって。
で、町山さんが復帰。結局、コメント欄をはずした形で再スタートです。んー。これは、しかたがないんでしょうね。

昔、テキストサイトが体勢だった頃、掲示板はWEB管理者とのふれあいの場みたいな感覚があったんですが、現在のBlogのコメント欄は、エントリーに対するネタ合戦的なのものが増えてきたような感覚が自分にはあります。
これを考えてみると、コミュニケーションを促すと言うより、自己表現の発表の場、まるで日本人がどのような境遇の人でも和歌を詠んでいたかのような感覚に近いんではないかと。以前のような、掲示板等で同じ趣味や同じ嗜好の者が集まってコミュニケーションを図る場といった感覚が薄れ、刹那的な瞬間に対し、刹那的な自己感覚を盛り込む和歌に近い構造が、コメント欄や掲示板等に出てきているのでは。それが日本人の感覚にあった方向なのかなと。
pay!さんのように、画像ネタ提供サイト(←管理人さんの趣旨とは違うかもしれませんがお許しください)というより、コメント欄が一つの持ち味、というかコメント欄でのネタ合戦を促進して、一つのコミュニティを形成しているのがおもしろい。投稿する側もpay!住人と称してわいわいやっている。2chでも、vipper達のように、単発のネタに対して、どん欲にネタを振って増殖させていく。これもある意味日本人特有の美的感覚の現れなのではと思う。
ただ、その感覚表現の矛先が、管理人個人に向くと祭り発生となる。発表者からすると管理人が全否定の存在となり、否定することで自己の存在を高める。長期的な視野感覚より、短期的な自己感覚のみが優先する。確かに、祭りを発生させる要因が管理人にもあるのだが、それは単なる引き金にすぎなくて、閲覧者の自己表現発表の場と成りはてる。そこに、否定、反論などのコミュニケーションは成り立たなくなる。そんな感じではないでしょうか。ある意味、切込隊長さんの対応も一つの方法かもしれません。